エプコリタマブとR-CHOPの併用療法 初発のDLBCL P3試験で好結果 アッヴィとジェンマブ

 アッヴィとジェンマブは20日、エプコリタマブとR-CHOPの併用療法について、初発のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)P3試験(EPCORE DLBCL-2試験)において好結果を得たと発表した。DLBCLは世界で最も多くみられる非ホジキンリンパ腫(NHL)で、NHL全体の約25%~30%を占める。
 EPCORE DLBCL-2試験は、皮下投与によるT細胞誘導性二重特異性抗体であるエプコリタマブの固定期間投与と、標準治療であるリツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン塩酸塩、ビンクリスチンおよびプレドニゾン(R-CHOP)との併用療法を、R-CHOP療法と比較評価したもの。
 その結果、初発のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者を対象に二重特異性抗体を用いた併用療法が、無増悪生存期間(PFS)を統計学的に有意かつ臨床的に意義のある形で改善された。
 病勢進行または死亡のリスクは51%低下した[ハザード比(HR):0.49、95%信頼区間(CI):0.36~0.67、p<0.0001]。
 標準治療であるR-CHOPと併用投与した際のエプコリタマブの安全性プロファイルは、概して良好な忍容性を示し、これまでに報告されている各治療薬(エプコリタマブおよびR-CHOP)の安全性プロファイルと一致していた。
 今回の解析は、EPCORE DLBCL-2試験において事前に計画されていた最初の有効性中間解析である。統計学的に有意な有効性の改善が認められたため、独立データモニタリング委員会(IDMC)は、同試験の盲検解除を勧告した。
 なお、エプコリタマブとR-CHOPとの併用療法は、現在開発中の治療法であり、規制当局による承認を取得していない。アッヴィとジェンマブ社は、今後の対応を決定するため、各国の規制当局と協議する予定である。 

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