
ロート製薬は、2026 年 9 月 28 日~10 月 1 日にオーストラリアのパースで開催された「第 36 回 国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)世界大会」において、皮膚の「柔らかさ」が老化細胞の状態を制御する新たなエイジングケア研究の成果に関する研究成果を発表し、口頭発表 基礎部門において、Top10 に選出された。
IFSCCは、化粧品科学・技術の発展と国際的な交流を目的として 1959 年に設立された国際組織。現在、世界各国・地域の化粧品技術者会が加盟し、多くの化粧品研究者・技術者等で構成されている。

加齢に伴い、皮膚は硬くなり、その構造が変化していく。また、皮膚には老化細胞と呼ばれる細胞が蓄積し、肌の健全な状態に影響を与えることが分かってきた。
その一方で、これまで老化細胞そのものに着目した研究が多く、老化細胞が置かれている周囲の環境が、老化細胞の状態にどのような影響を与えるのかについては十分に分かっていなかった。
同研究では、皮膚の老化細胞は、周囲の環境によってその状態が変化することを発見した。特に、柔らかい環境に置くことで、老化細胞の生物学的年齢が低下し、老化に関連する細胞状態が改善することを確認した。
さらに、この「柔らかい環境」のシグナルを模倣する化粧品素材として、ドクダミエキスと藻類由来フィトエクソソームの組み合わせを見出した。
これらの成果から、老化細胞を単に取り除くのではなく、細胞を取り巻く環境を整えることで、老化細胞の状態をより健全な方向へ導くという新たなエイジングケアの考え方が提案された。
IFSCC が開催する世界大会は、世界各国の化粧品研究者・技術者が一堂に会し、最新の研究成果を発表・議論する場である。世界各国から最先端の研究成果が集まり、化粧品科学の発展を牽引する世界最大級の国際学術大会として位置づけられている。
