ロート製薬は、「ロートグループ 中長期成長戦略 2025~2035」について、経営予測を定期的に見直し続けるローリング方式で中長期成長戦略を運用・更新し、あわせて 2031 年度を目標年度とする財務予測を設定した。2031年度の業績目標は、売上高4640 億円、営業利益598億円、営業利益率12.9%、海外売上比率 56%、配当性向 40%。
また、収益性の面では営業利益率12%以上、効率性の面ではROE10%以上を確保し、「健全な財務体質」「成長投資」「株主還元向上」の同時実現を目標に掲げている。
同社は、中長期的経営ビジョンを示すことが重要な時代であるとの認識のもと、同社の目指す未来の方向性とその解像度を高めるため10年先を見据えた中長期成長戦略を策定し、持続的な成長を実現するための定量目標を設定している。
今回、従来の2030年財務予測に対し、ローリングの考え方に基づき対象期間を2026 年~2031 年へ更新し、2031年度の財務予測を新たに整理したもの。
なお、従来公表していた中期経営目標は、2030年度に売上高4150億円、営業利益540 億円、営業利益率 13%、EBITDA 18.2%。ローリング後の主な2031年財務予測は、次の通り。
◆売上高:2025年度3437億円、2028 年度4050 億円、2031年度4640 億円、
◆営業利益(率):2025年度411 億円(12.0%)、2028年度 510 億円(12.6%)、2031年度598 億円(12.9%)
◆海外売上比率:2025年度51%、2028年度54%、2031年度56%
中長期戦略は、「事業収益力の強化」、「技術商品力の深化と拡充」、「メディカル事業の基盤構築」を柱とする。事業収益力の強化では、セルフケア事業のグローバル展開・新分野への拡大を目指して、①アイケア・スキンケアの新価値を国内外へ展開、②ヘアケア・フェムケアなどの新分野で地位確立を図る。
技術商品力の深化と拡充では、Well-beingなライフスタイルを提供する。その具体策として、①フィトサイエンスの素材研究からサプリメント導入、②内服・食品での胃腸ケア・予後ケア、EYSとのシナジー等を掲げている。
メディカル事業の基盤構築では、「医療事業ファンデーション・ネットワークの確立」を目指して、①ケミカルからバイオ・細胞加工までの CDMO 拡大、②眼科事業のグループ内連携、皮膚科向け化粧品の充実、③医療用眼科新薬・再生医療等医薬品の開発ーを推進する。
