
参天製薬は6日、東京都内で10月10日の“目の愛護デー”に先駆け、子どもの近視に関する正しい理解の促進を目的としたプレスイベントを開催した。
「10月10日『目の愛護デー』に考える、子どもの近視 ~近視を正しく理解し、いま私たちができること~」をメインテーマとした同イベントには、3児の母でタレントとして活躍する藤本美貴と、松村沙衣東邦大学医学部眼科学講座准教授が登壇。近年増加する子どもの近視について、専門家と保護者それぞれの視点から意見を交わした。
松村氏は「見える未来を守るために~増える近視とその対策~」をテーマに、増加傾向にある近視の有病率やリスク、日常生活で心掛けるべき近視の予防策などについてご講演した。
文部科学省が実施した2025年度学校保健統計調査では、裸眼視力1.0未満の者の割合は、小学校で36.1%、中学校で59.4%、高等学校で71.5%という結果が示されている。
松村氏は、「近視が進行し強度近視になると、将来的に緑内障や網膜剥離などの眼疾患のリスクが高まる」事例に触れながら、「学校眼科健診の結果や家庭での様子から近視の傾向が見られたら、必ず眼科を受診してほしい」と早期発見・早期対応の重要性を呼びかけた。
さらに、家庭で取り組める近視対策として、次のポイントを指摘した。
①スマートフォンやゲーム、パソコン、読書、勉強などで、連続して近くを見続けることを避ける目を休ませるため、30分に1回、30秒以上遠くを見る。
②対象物から目を30㎝以上離す
③室内を明るくする(500ルクス以上)
④正しい姿勢を保つ
⑤外遊びの時間を増やす(近くを見る時間が多い子どもにも効果がある)
一方、藤本美貴は松村氏と「ミキティと考える“子どもの近視、いまできること”」をテーマにトークセッションを展開。
藤本は、「長男と長女が近視なので、これ以上進行しないようにしたいという気持ちもあるし、次女も近視にならないか・・と気にかけている。小学生になると、忙しくなって外遊びの時間を確保するのも意識しないと難しい・・。」と保護者の視点からの悩みを告白。「子どもの目の健康について日頃から意識している」ことを訴求した。
この悩みに対して、松村氏は「低年齢であるほど近視の進行が速いため、早めに予防や対策を始めることが重要」と解説した。
トークセッションでは、「近視の発症リスクを下げるために推奨されている屋外活動の時間」や「強度近視による疾患リスク」などをテーマにしたクイズも実施。藤本がクイズに回答しながら、子どもの近視に関する正しい知識を学ぶ内容となった。
クイズを通して、近視の進行を抑制する方法があることについて藤本は、「子どもが自分で眼科にいくというケースはないので、学校検診などで気になることがあれば、眼科にいくのが大切」とコメントした。
松村氏は、「近視は早く見つけ、早く対策を始めることが重要である。学校健診はもちろん、家庭でもお子さんの変化に目を向けていただき、気になることがあれば眼科に相談してほしい」と呼びかけた。

