10月26日に「聞こえを取り戻す未来へ」テーマに第5回都医学研都民講座開催 東京都医学総合研究所

 東京都医学総合研究所は、10月26日に「聞こえを取り戻す未来へ―遺伝子治療がひらく新しい可能性―」テーマに2026年度第5回都医学研都民講座をハイブリッド形式(会場+オンライン配信)で開催する。参加費は無料。対面式・Zoomウェビナーともに東京都民以外も申込みできる。
 参加定員は600名(都医学研講堂:100名、オンライン:500名、事前申込、先着順)。開催時間は、午後3時から午後4時半まで。
 東京都医学総合研究所では、神経及びその疾患、精神障害の本態、成因及びがん、感染症等の研究をすすめ、未解明の重要疾患の原因究明、予防法や治療法の開発などに総合的に取り組んでいる。同講座は、こうした多岐にわたる研究内容の一端や関連する最新情報を、都民に分かりやすく伝えることを目的としたもの。
 今回は、神谷和作順天堂大学医学部准教授と、吉川欣亮東京都医学総合研究所難聴プロジェクトリーダーを講師に迎えて開催する。神谷氏、吉川氏の講演概要および参加方法は次の通り。

【神谷氏の講演概要】 
 生まれつきの難聴の多くは、遺伝子の変化が原因で起こる。これまでは補聴器や人工内耳が主な対策であったが、近年は原因となる遺伝子そのものを補う「遺伝子治療」の研究が世界中で進んでいる。同講演では、難聴はなぜ起こるのか、遺伝子治療とはどのような治療なのかをわかりやすく解説する。
 また、神谷氏らが取り組んでいる、生まれつきの難聴を対象とした新しい治療法の研究や、将来の実用化に向けた取り組みについて、最新の成果を交えながら紹介する。

【吉川氏の講演概要】
 年を重ねると、我々の体のさまざまな機能は少しずつ衰えていく。その中でも、聞こえは年齢とともに低下しやすく、多くの方は高い音から聞き取りにくくなる。約65歳頃から聞こえの低下を自覚する方が増え始め、80歳を超えると、およそ7割の方に難聴がみられるとされている。
 だが、耳の中で音を感じ取る「有毛細胞」と呼ばれる細胞は、一度傷つくと自然に回復することができまない。
 吉川氏らは、聴力を回復させる段階にはまだ至っていないが、加齢性難聴のモデルマウスを用いた研究で、特定の遺伝子の働きを利用することにより、聞こえの衰えを抑えられる可能性を見いだた。
 今回の講座では、この研究成果や遺伝子治療への応用を紹介しながら、聞こえを守り、取り戻す未来の可能性について解説する。

【参加方法】
 対面式希望は、申し込みフォームまたは往復はがきのどちらからでも申し込める。オンライン希望の場合は、申し込みフォームのみ受付している

◆ 申込みフォーム
 都医学研ホームページ(https://www.igakuken.or.jp/public/tomin.html)の申込みフォームより申し込む。

◆往復はがき
 住所、氏名(フリガナ)、電話番号、複数名希望の場合は同伴者氏名及び「第5回都民講座(対面式希望)」を、返信用はがき表面にも郵便番号・住所・氏名を必ず記入すること。
送り先:〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6 
東京都医学総合研究所 普及広報係 宛

【締切】
対面式:10月22日(木曜日)
オンライン:講座開催時刻

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