近視の進行抑制点眼剤「STN1012700」 中国で承認申請受理 参天製薬

 参天製薬は14日、近視の進行抑制を目的とする点眼剤STN1012700(一般名:アトロピン硫酸塩水和物)について、中国国家薬品監督管理局 医薬品審査センターが承認申請を受理したと発表した。
 同剤は、「リジュセアミニ点眼液」の名称で2025年4月から日本で販売されている。有効成分としてアトロピン硫酸塩水和物を0.025%含有し、眼軸長の伸長を抑制することにより近視の進行を抑えることを目的にて開発された。
 主に小児を対象に長期にわたって投与することから、安全性を考慮した防腐剤を含まない一回使い切りタイプの点眼剤としている。
 中国では、近視は小児および青少年における重要な公衆衛生上の課題となっている。高い有病率や発症年齢の低下、急速な進行が問題視されており、中国国家疾病予防控制局によると、2022年の小児・青少年における近視の有病率は51.9%で、小学生では36.7%、中学生では71.4%、高校生では81.2%と報告されている。
 中国国家衛生健康委員会が公表した「近視予防・管理ガイドライン(2024年版)」では、低濃度アトロピン点眼液が近視進行抑制のためのエビデンスに基づく薬物療法の一つとして位置付けられており、小児および青少年の近視管理における選択肢の拡大が期待されている。

◆ピーター・サルスティグ参天製薬チーフ メディカル オフィサーのコメント
 中国におけるSTN1012700の承認申請が受理されたことは、小児および青少年における近視の増加という課題に取り組む当社において、重要なマイルストーンである。
 近視は発症年齢が低いほど進行期間が長くなり、強度近視のリスクが高まることが知られている。強度近視は、将来的に視力に重大な影響を及ぼす合併症につながる可能性がある。
 当社の目標は明確である。参天製薬は、将来にわたって、子どもたちを近視がもたらす長期的な影響から守ることを目指している。我々は近視への理解を広げ、その重要性に光を当てることで、子どもたちがより幸せな人生と明るい未来を実現できるよう支援していきたい。

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