アッヴィは24日、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤「リンヴォック」について、既存治療で効果不十分な多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(pcJIA)を対象とした適応追加承認を取得したと発表した。今回の承認は、日本を含む国際共同P1試験(M15-340試験)結果に基づくもの。これにより、2歳以上の患者さんに対してリンヴォックによる治療が可能となる。
リンヴォック錠は1日1回投与の経口剤で、今回、体重に基づき用量設定するリンヴォック内用液も新たに追加される。
若年性特発性関節炎(JIA)は自己免疫疾患の1つであり、指定難病である。16歳未満で発症し、6週間以上持続する原因不明の慢性関節炎だ。
JIAは国際リウマチ学会(ILAR)の分類基準では7つの病型に区分され、このうち疾患経過中に5つ以上の関節が罹患する原因不明の関節炎がpcJIAと定義されている。
pcJIAは、JIA全症例の約30%を占めると言われており、主な症状として、跛行、起床時のこわばり、四肢を含む活動量の低下、関節腫脹、繊細な運動の困難さなどがある。
pcJIA患者の45%以上は、成人期まで疾患活動性が持続するとされており、長期の身体機能制限によって生活の質に著しい影響を及ぼす。
同承認によりリンヴォックは、日本において既存治療で効果不十分な関節リウマチ、乾癬性関節炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎、強直性脊椎炎、アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、巨細胞性動脈炎に続く9番目の適応症を取得した。
◆ティアゴ・カンポス ロドリゲスアッヴィ合同会社社長のコメント
pcJIAは、長期にわたり日常生活に影響を及ぼし得る疾患であり、患者さんやご家族に大きな負担をもたらす。pcJIAに対する、リンヴォック錠およびリンヴォック内用液の日本での承認取得は、症状に悩む多くの患者さんにとって新たな治療選択肢となる。
さらに、内用液の選択肢が加わり、より多くのpcJIA患者さんのニーズに応えることが可能となった。アッヴィは今後も、免疫疾患領域におけるアンメットニーズに向き合い、患者さん一人ひとりのより良い未来に貢献していく。

