錠剤・カプセル剤ともに 2 歳以上の小児への処方が可能に

日本イーライリリーは19日、抗悪性腫瘍剤「レットヴィモ」について、小児容量を追加承認を取得したと発表した。
レットヴィモは、RET のキナーゼ活性を選択的に阻害する低分子チロシンキナーゼ阻害剤である。RET が異常に活性化される原因のひとつに、染色体の再構成によって細胞内のシグナル伝達に重要な働きをもつ RET 遺伝子のキナーゼドメインと、二量体化(2 つのタンパク質が結合すること)に関わる別の遺伝子(CCDC6、KIF5B、NCOA4 など)の融合がある。
この融合により、RET は本来必要なリガンドなしでも常に活性化された状態になる。さらに RET遺伝子の変異によっても、RET の活性化が直接または間接的に高まると考えられている。同剤は、活性化された RET(RET 融合及び変異の双方)を選択的に阻害することで腫瘍の増殖を阻害する。
今回の承認取得は、国際共同P1/2試験である LIBRETTO-121試験(LOXO-RET-18036 試験)の有効性および安全性の結果に基づくもの。
◆ステファン・クーレンコッター日本イーライリリー 執行役員 オンコロジー事業本部長のコメント
今回、レットヴィモが2歳以上の RET 融合遺伝子陽性の進行・再発の固形腫瘍および RET 遺伝子変異陽性の根治切除不能な甲状腺髄様癌の小児患者さんにもお使いいただけるようになったことを、心より嬉しく思う。
小児がんのお子さんとそのご家族に、この新たな治療選択肢をお届けできるよう適正使用の推進に取り組んでいきたい。

