ウイルス性疣贅治療剤「ワイキャンス」 尋常性疣贅対象に国内P3試験開始 鳥居薬品

 鳥居薬品は16日、ウイルス性疣贅治療剤「ワイキャンス」(一般名:カンタリジン)について、尋常性疣贅を対象に国内でP3試験を開始したと発表した。
 鳥居薬品は、Verrica社との間で伝染性軟属腫及び尋常性疣贅を対象とした日本国内における同剤の独占的開発・商業化権に関するライセンス契約を締結し、現在、尋常性疣贅患者を対象として開発を進めている。
 今回、Verrica社と鳥居薬品において米国及び日本国内で実施中の成人及び2歳以上の小児の尋常性疣贅患者を対象としたP3試験で、日本国内における最初の被験者登録が完了し初回投与が行われたもの。
 ワイキャンスは、カンタリジンを有効成分とするウイルス性疣贅治療剤(外用液剤)で、塗布された部位において、中性セリンプロテアーゼの活性化を介して、表皮のデスモソームを脆弱化し、表皮構造を破壊することで、塗布部位に水疱を形成する。
 水疱の形成により病巣皮膚が剥がれ落ち、その結果、ウイルス感染組織が除去されることで同疾患への治療効果が期待されている。
 同試験は、2歳以上の尋常性疣贅患者を対象に、TO-208を21日毎に1日1回、計4回塗布した際のTO-208の有効性及び安全性について、プラセボを対照とした二重盲検、無作為化、並行群間比較法により検討する試験である。
 今後、同試験の成績等をもとに、日本国内における製造販売承認申請を目指していく。
 なお、ワイキャンスは、Verrica社が米国において2023年7月に成人及び2歳以上の小児患者を対象として伝染性軟属腫の適応症で製造販売承認を取得し、2023年8月より販売している。。
 また、日本国内においては、同社が2025年9月に同適応症で製造販売承認を取得し、2026年2月より「ワイキャンス外用液0.71%」として販売している。

タイトルとURLをコピーしました