一人ひとりの主体的な行動が未来を創る原動力に 奥澤宏幸第一三共代表取締役社長兼 CEO

 第一三共は1日、2026年度入社式を開催し、奥澤宏幸代表取締役社長兼CEOが、次の通り祝辞を述べた。

 本日、皆さんを私たちの仲間としてお迎えできることを心から嬉しく思う。第一三共グループのパーパスは、「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」ことだ。
 皆さんは、これから仕事を進める中で、困難に直面したり、迷いが生じたりすることもあるだろう。その時はこのパーパスに立ち返って頂きたい。私自身も、経営判断の際には、必ずこの言葉に立ち返り、「それは本当に世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献するのか?」 と自問している。
 私たちは、いま、かつて経験したことのない成長とグローバル化のただなかにある。私たちの強みである 「サイエンス&テクノロジー」 が生み出した革新的な自社製品であるリクシアナやエンハーツ、ダトロウェイなどが、グローバルかつ急速に成長し、2021 年度には約1兆円だった第一三共グループの売上収益は、2025年度には2兆円を超える見通しである。
 これは、わずか5年の間に、当社の事業規模が2倍になったということを意味している。さらに、私たちはこれから第6期中期経営計画という新たな成長ストーリーへと入っていく。この成長を支えるために、研究開発や設備投資に対しても、かつてない規模の投資を続けている。
 さらに DXも進めている。とくに AI 技術は、当社の研究開発、製造、流通をはじめとするすべてのプロセスにおいてすでに実装されている。私自身も生成AIを日々活用しており、AI は間違いなく私たちとともに価値を創り出すパートナーとなっていく。
 皆さんが第一三共グループに入社したのは、まさにこの急速な成長と、グローバル化、そして DX推進のただなかだ。こうした会社の環境は、間違いなく皆さんにも日々の業務を通じて成長の機会を提供してくれる。こうした成長を支える最大の資産は 「人」である。
 第一三共グループは現在、世界中の30を超える国と地域において、約2 万人の社員が働いている。性別、国籍、文化、価値観の異なる多様で優秀な人々が、共通の目標に向かって力を合わせている。だが、多様な人材が同じ目標に向かって力を合わせ、成果を上げていくことは、かならずしも容易なことではない。
 そこで、私たちの拠り所となるのが 「One DS Culture」だ。これは、第一三共グループのすべての社員が、世界中でさまざまな課題に取り組みながら、いきいきと働くことができる企業文化のあり方を言葉にしたものである。ぜひ、何度でも読み返し、自身のものにして頂きたい。
私が日頃大事にしている言葉に、「アカウンタブル マインドセット」 という言葉がある。これは、現状を打破し、求める結果を達成するまで、自分自身も目の前にある問題の一部である、その当事者である、と考え、主体的に行動しようとする意識のことだ。
 皆さん一人ひとりの主体的な行動が、第一三共の未来を創る原動力になる。さらい、会社にパーパスがあるように、皆さんにも自身のパーパスがあるはずである。それらの重なり合う部分を見つけ出し、仕事を通じて、皆さん一人ひとりの夢や想いも実現していただけたらと願っている。
 私たちの医薬品を待つ、世界中の人々のために、皆さんとともに働けることを心から嬉しく思う。これから一緒に、未来を創っていこう。

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