ロート製薬は16日、本年3月に国内化粧品業界初の自動製剤調合ロボットを共同開発して導入したことを明らかにした。
同社はこれまでも化粧水や日焼け止めをはじめとしたスキンケア製品を、顧客の嗜好に合わせて開発してきたが、今後そのニーズのより一層の多様化への対応を目的に自動製剤調合ロボットを開発・導入したもの。
同ロボットは、化粧水や日焼け止めなどの化粧品製剤開発において必要となる種類豊富な原料の秤量・調合、品質・使用感に関わる粘度やpH値の測定などの評価を、全自動で行う。
これによって、種類無限な原料と配合量の組み合わせの中から最適な処方にいち早く辿りつくことが可能となり、ニーズの変化や使用感の好みに合わせたパーソナライズ化粧品の可能性が広がる。
なお、同ロボットは、スイスの開発機器メーカーCHEMSPEED TECHNOLOGIES 社、エーエムアール社と共同開発した。