完全子会社のファルフィールド事業をエイツーヘルスケアに譲渡 メディパルホールディングス

 メディパルホールディングスは28日、全子会社であるファルフィールドの事業を伊藤忠商事完全子会社のエイツーヘルスケア(本社:東京都)に譲渡すると発表した。
 同事業譲渡は、本年11月1日付けで、ファルフィールドの事業をエイツーヘルスケアに譲渡する形で行われる。
 ファルフィールドは、2020年10月に、メディパルグループの完全子会社であるメディセオ、エバルス、アトルにおける医薬品上市後の製造販売後調査(PMS)事業を会社分割により承継する形で設立した企業だ。
 一方、エイツーヘルスケアは、育薬エビデンスの創出を幅広く提供するプロフェッショナル集団であるエビデンスソリューション部を有し、臨床研究や治験に多大な実績を挙げている。加えて、これまで PMS のモニタリング業務でファルフィールドとも協業関係にあった。
 これらの点から、同事業譲渡はエイツーヘルスケアに新たな知見をもたらすと共に、同社のクライアントに対するワンストップサービスが提供可能となり、臨床開発支援体制の強化及び付加価値向上に繋がるものと期待される。
なお、同事業譲渡がメディパルホールディングスの当期連結業績に与える影響は軽微である。

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