HPV関連がん・疾患啓発新キャンペーンで風間俊介起用 MSD

 MSDは27日、ヒトパピローマウイルス(HPV)に関連するがんや疾患を啓発する新キャンペーン『HPV、それは僕らの未来に関係すること。』において、俳優の風間俊介を起用すると発表した。
 同キャンペーンは、27日よりテレビドラマや映画、情報番組など、多方面で活躍中の風間俊介を起用し、HPV関連がんおよび疾患について広く啓発するために、テレビCMやデジタルなどの各種媒体を通じて、全国的に展開していく。
 HPVは、男女ともに感染するごくありふれたウイルスだ。主に性交渉により感染し、海外では性交渉の経験のある男性では91.3%、女性では84.6%が一生に一度は感染するといわれている。
 HPVに感染すると、女性の子宮頸がんだけでなく、男女ともに肛門がん(扁平上皮がん)や、性器周辺にイボができる尖圭コンジローマなどを引き起こす可能性がある。
 このように、HPVは性別を問わず男女両方にがんや疾患を引き起こすウイルスだが、日本では、女性の子宮頸がんはよく知られているものの、男性の疾患の原因になることはあまり認知されていない。
 また、HPV関連がんや疾患は、HPVに感染する前に予防することが重要であるため、特に若い世代やその保護者に知って貰うことが重要である。こうしたことを踏まえ、同キャンペーンでは、主に10代の若い男女やその保護者の方々に向けて、HPVは性別を問わずがんや疾患を引き起こす可能性があることを広く啓発していく。

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