膀胱がん疾患情報サイト「膀胱がん、それでも。」オープン アストラゼネカ

 アストラゼネカは、膀胱がんの患者や家族に向けた膀胱がんの疾患情報サイト「 膀胱がん、それでも。」(https://www.az-oncology.jp/boukougan/)をオープンした。
 膀胱がんは、膀胱にできるがんの総称で、膀胱がんの90%以上は膀胱の内側を覆う尿路上皮から発生する尿路上皮がんである。日本では2020年に約2万3000人が膀胱がんと診断され、患者の90%以上が50歳以上で、男性に発症頻度が高いことが報告されている。
 進行度合いによっては、膀胱を全摘出する手術が必要になる場合もあり、治療や、治療により変化する生活への不安など、患者と家族が悩みを抱えてしまうケースも多くある。
 同サイトでは、膀胱がんの患者と家族に役立てて貰える情報を次の4つのカテゴリーで提供する。

・「膀胱がんとは?」:膀胱がんという病気や診断についてなど、イラストや図を使いわかりやすく解説

・「膀胱がんの治療」:膀胱がんのさまざまな治療方法や薬のはたらきと副作用について、知識が深まる情報を掲載

・「納得して治療を受けるために」:最適な治療を決めていくための進め方をステップにして説明

・「膀胱がんと生きる」:患者さんから多く寄せられる質問への専門医の回答に加え、医療費の助成制度や治療と仕事の両立に関する相談先についても紹介

◆同サイト総合監修医の北村寛氏(富山大学学術研究部医学系 腎泌尿器科学教授)のコメント
 膀胱がんには病状によってさまざまな治療選択肢があるが、患者さん一人ひとりの価値観、ライフスタイルによっても最適な治療は異なる。治療選択肢を知り、患者さんとご家族の考えや希望も医療従事者に伝えていただき、対話を通じて患者さんご自身が納得した上で治療方針を決めることがとても重要である。
 本サイトには“治療に対する質問リスト”と“大切にしたいことリスト”を掲載しているので、医療従事者との話し合いの際にぜひ活用して頂きたい。
 “膀胱がん、それでも。”が、患者さんとそのご家族が安心して治療と向き合い、前を向くための情報をお届けする場所となることを願っている。

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