8月3~9日まで大阪・関西万博で「日本栄養士会が描く“栄養と食の未来”を発信」開催

大阪ヘルスケアパビリオン

 管理栄養士・栄養士の職能団体の日本栄養士会(代表理事会長:中村丁次氏)は、8月3日~9日までの7日間、大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン内のデモキッチンおよびリボーンステージで、「日本栄養士会が描く“栄養と食の未来”を発信」を開催する。
 約5万人の会員を擁する日本栄養士会では、 “未来の栄養・食”を体験できる多彩なプログラムを通して、栄養・食の新たな可能性を共に考える機会を提供する。開催概要、内容は次の通り。
【開催概要】

・期間:2025年8月3日(日)~8月9日(土)
 ※「リボーンステージ」は8月5日(火)のみ

・場所:大阪ヘルスケアパビリオン デモキッチンおよびリボーンステージ

※大阪ヘルスケアパビリオン デモキッチンの来館予約は不要。

・主催:日本栄養士会、大阪府栄養士会、日本栄養実践科学戦略機構

展示イメージ

【内容】

<デモキッチン>
(1)展示:「100歳までに食べる健康な食事のオブジェ」

(2)展示:全国の都道府県栄養士会による「末来に残すべき和食」47メニューのフードモデル

(3)希望者に対する、管理栄養士・栄養士による栄養・食事相談

(4)国内7社による、「未来の栄養・食のデモンストレーション」

<リボーンステージ>

(1)アジア12か国の栄養士会代表者による「アジア栄養士フォーラム」

(2)「未来の食のシンポジウム」アジアの病院給食の実態と未来に向けた課題解決

(3)国内3社・団体による、「『ジャパン・ニュートリションアクション』トークセッション

デモキッチンで、末来の栄養・食を味わう、体感する

 「100歳までに食べる健康な食事のオブジェ」や全国の都道府県栄養士会による「末来に残すべき和食」フードモデルの展示、協賛企業による「未来の栄養・食のデモンストレーション」のほか、希望者には管理栄養士・栄養士による栄養相談を実施するなど、五感で“末来の栄養・食”を体験できるプログラムを提供する。
 なお、日本栄養士会では同イベント開催にあたり、象徴性、機能性、安全性、ファッション性、多様性を備えた「未来の管理栄養士・栄養士のユニフォーム」を制作した。会場内で着用し、次世代の管理栄養士・栄養士像を発信する。

「100歳までに食べる健康な食事のオブジェ」イメージ

◆100歳までに食べる健康な食事のオブジェ

 展示の中心には、厚生労働省の日本人の長寿を支える「健康な食事」のあり方に関する検討会報告書に基づき、人生100年時代を迎える中、100年生きるために必要な総摂取量を10分の1スケールの球体で表現する。

◆全国の都道府県栄養士会による「末来に残すべき和食」

 WWF UK(世界自然保護基金 英国支部)が発表した「Future 50 Foods (未来の食材 50 )」に地域の伝統料理を組み合わせた「末来に残すべき和食」47メニューをフードモデルで展示する。北海道の雑穀入り石狩鍋、沖縄県の島野菜入りチャンプルー、京都府の新しいがんもどきなど、多彩な地域の料理が未来の姿を示す。
 また、岩崎模型製造の「GOTCHSHOT(ゴッチショット)」を使用し、フードモデルをスマートフォンで撮影すると、和食の由来や栄養成分、理想の1食分(献立)の情報が見られることも特長のひとつだ。

◆国内 7 社による、「未来の栄養・食のデモンストレーション」

 イベント期間中、キッチンエリアでは、日ごとに国内の協賛企業7社によるデモンストレーションと試食を実施する。

◆8月3日(日)
大阪公立大学生が考えた「未来のJAPANESE CURRY」(エスビー食品協賛)

◆8月4日(月)10:00~12:50(予定)
未来のおにぎり(マルヤナギ小倉屋協賛)

◆8月4日(月)13:50~16:40(予定)
美味しく毎日気軽に薬膳を取り入れる料理『ならまち老舗漢方薬局監修の薬膳カレーパン』(ワールド・ヘリテイジ協賛)
◆8月4日(月)17:40~20:30(予定)
包んで、整える。未来を味方にするおにぎり/整う、わらび餅アイス(ハナカンフーズ株式会社協賛)

◆8月5日(火)~8月6日(水)
ミライの嚥下食 ビーフステーキ 和風おろし醤油ソース/ミライの嚥下食 たらのそら豆ソース(クックデリ協賛)

◆8月7日(木)~8月8日(金)
懐かしの味と、今の味。50年の進化を味わう ヨーグルト食べ比べ体験会 (明治協賛)

◆8月9日(土)
エレキソルトで味わう!減塩なのにコクがある?!とんこつスープ(キリンホールディングス協賛)

◆アジア12カ国の栄養士会代表者が集結、多彩なステージを実施
 8月5日(火)午前中には、大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンステージ」において12の国と地域(台湾、香港、日本、マレーシア、パキスタン、インド、フィリピン、インドネシア、タイ、韓国、シンガポール、スリランカ)の栄養士会代表者が集結。
 アジア全体の健康と幸福を支える栄養の役割について議論する「アジア栄養士フォーラム」を開催し、それぞれの国が抱える栄養課題と未来の展望を共有、議論する。
 また、同フォーラムの後には、「未来の食のシンポジウム」を開催し、アジアの病院給⾷の実態と未来に向けた課題解決について議論する。
 午後は、協賛および共催企業による「“ジャパン・ニュートリションアクション”トークセッション」を開催。未来の栄養・食の多様な可能性を広く伝え、来場者が自分に合った「これからの食」のヒントを提案する。

【8月5日プログラム】

・10:00~11:15 「アジア栄養士フォーラム」 アジアと世界の未来社会における栄養・食のあり方

・11:30~12:30 「未来の食のシンポジウム」アジアの病院給食の実態と未来に向けた課題解決(クックデリ協賛)

・13:00~14:00 「トークセッション」日本人の3人に1人が栄養不良!解決の決め手は?(ゼスプリ インターナショナル ジャパン協賛)

・14:30~15:30 「トークセッション」プロバイオティクスで、世界の人びとに健康を!(ヤクルト本社協賛)

・16:30~18:00 「トークセッション&パフォーマンス」障害のある人を光に、ウェルビーイングを支える栄養・食を創る~誰一人取り残さない社会を目指して~(全国手をつなぐ育成会連合会共催)

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