小野薬品は28日、米国における開発・販売拠点、欧州などの開発拠点として主導的な役割を担ってきた小野ファーマUSA(米マサチューセッツ州、OPUS)の機能を、昨年買収したデシフェラに7月を目途に統合すると発表した。
同統合は、グローバル展開の拡大、加速に向け、米国と英国の各拠点(現地法人)の機能の再編を目的としたもの。デシフェラは、米欧等において開発・販売基盤を有しており、統合後は既存のがん領域に加えて他の疾患領域の米欧での開発及び販売を担う当社グループの新たな事業拠点となる。
なお、これに伴い本年3月を目途に小野ファーマUK(英ロンドン、OPUK)の開発機能を閉鎖する。
一方、法人としてのOPUSについては、研究提携活動、ライセンス活動の拠点として、OPUKは研究提携活動の拠点としてそれぞれ存続する方針を示している。