2024年度通期業績予想上方修正でストップ高 住友ファーマ株

 住友ファーマの株価は3日、1月31日に2024年度通期業績予想を上方修正したことを受けストップ高まで上昇した。株価は、前週末比100円高の710円となり、昨年8月30日に付けた692円を上回り年初来高値を更新した。
 上方修正の要因は、オルゴビクス(進行性前立腺がん治療剤)、マイフェンブリー(子宮筋腫・子宮内膜症治療剤)、ジェムテサ(過活動膀胱治療剤)の基幹3製品の売上拡⼤およびコストマネジメントの効果発現によるもの。
 同社は、24年度は資産売却(200億円)してコア営業利益10億円を達成し最終赤字160億円、25年度に資産売却無しで最終利益の黒字転換を目指していたが、1年前倒しで黒字化を達成する見込を示している。
 2024年度の連結最終損益が160億円の黒字となり、160億円の赤字を見込んでいた従来予想から一転黒字転換となる見通しだ。

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