塩野義製薬は28日、「PayPayほけん」ミニアプリで開始する新型コロナ感染症治療薬に対応保険「コロナ治療薬お見舞い金」に対して協賛すると発表した。
同保険は、LINEヤフーグループ会社のPayPay保険サービス、ZフィナンシャルとPayPayが、キャッシュレス決済サービス「PayPay」内の「PayPayほけん」ミニアプリで同日より提供を開始するもの。
新型コロナ感染症と診断され、抗ウイルス薬を処方されると最大3万円のお見舞い金が支払われる。同保険はPayPay保険サービスと住友生命子会社のアイアル少額短期保険が提供している。同保険の詳細は、「コロナ治療薬お見舞い金」サービスページ(https://www.paypay-insurance.co.jp/promotion/covid-care/app/)より閲覧できる。
新型コロナ感染症は、依然として公衆衛生上の重大な課題であり、インフルエンザと比較して入院者数は約6倍、死亡者数は約15倍多く危険性の高い疾患である。
また、新型コロナ感染症を含む呼吸器ウイルス感染症への対策の基本は、早期診断・早期治療とされており、診断結果をもとに、必要とされる患者に適切な治療を提供することが求められている。
一方、新型コロナ感染症の治療方法の一つとして抗ウイルス薬による治療が挙げられるが、抗ウイルス薬による治療方法の認知度の低さや治療費の自己負担が要因で、抗ウイルス薬による治療を躊躇する人が多く見られている。
そこで塩野義製薬は、より安心して治療に専念できるような保険の設計に取り組む、LINEヤフーグループ、住友生命子会社のアイアル少額短期保険の保険設計趣旨に賛同し、同保険商品に協賛した。同保険において、塩野義製薬は対象となるユーザーの保険料を一部負担している。