DewpointとALS対象コンデンセート創薬技術活用低分子薬創製で共同研究契約締結 田辺三菱製薬

 田辺三菱製薬は5日、Dewpointと筋萎縮性側索硬化症(ALS)を対象に、Dewpointのコンデンセート創薬技術を活用した低分子薬(TDP-43 condensate modulator)創製を目的とする共同研究契約を締結したと発表した。同契約は、12月1日より有効となっている。
 同契約条件にもとづき、田辺三菱製薬はDewpointに前払金を支払う。またマイルストンを達成した場合、別途、ライセンス契約を締結し、田辺三菱製薬は臨床開発及び商業化について全世界で独占的に実施するオプション権を得る。
 田辺三菱製薬は、中枢神経疾患を注力領域の一つとして位置づけており、同社グループは、ALS治療薬「ラジカヴァ」(経口懸濁剤および点滴静注製剤)によりALS治療のリーディングカンパニーとして、世界のALS患者に貢献してきた。
 同社では、引き続きALSおよび中枢神経系領域における新たな治療選択肢の開発に取り組んでいく。

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