日本ベクトン・ディッキンソン(日本BD)は15日、10月14日付で日BDおよびメディコンの代表取締役社長に長瀬信弥氏が就任したと発表した。前代表取締役社長の阿知波達雄氏は、13日をもって両社の代表取締役社長を退任した。
新社長の長瀬氏は、2010年日本BDに入社後、2013年には、米国本社に出向しグローバルな製品戦略を推進した。2015年に日本に帰国後、複数の事業部長を歴任したのち、2019年からはシンガポールのグレーターアジア リージョン本社で、インテグレイテッド ダイアグノスティック ソリューションズ事業部のバイスプレジデントとしてアジア全域での事業展開をリードした。
日本BDは、BD(本社:米国)の日本支社として1971年に創立(1985年日本法人化)。世界の製造拠点から、ライフサイエンス研究用製品、臨床検査・感染制御、環境検査関連製品、薬剤投与等の治療用製品を輸入販売している。
1987年に日本における製造物流拠点として開設した福島工場(福島県福島市西工業団地)では、細菌検査用の生培地やプレフィル用シリンジ(薬剤充填式注射器)を製造し、グローバルスタンダードの製品を日本の品質基準で提供している
◆長瀬氏のコメント
日本BDの社長に就任することとなり、大変光栄である。BD(本社:米国)は125年を、また日本でも50年を超える歴史の中で、患者さんや医療従事者、研究者の皆様へ、革新的で高品質な製品とサービスを提供してきた。
「明日の医療を、あらゆる人々に(TM)」というパーパスを、日本の顧客や弊社の従業員とともに遂行できることをとても嬉しく思う。