田辺三菱製薬は9日、モデルナと新型コロナワクチン「スパイクバックス」を含むmRNA呼吸器ワクチンの日本における共同プロモーション契約を締結したと発表した。
同契約の締結に基づき、モデルナのmRNA呼吸器ワクチンの製造、販売、メディカル活動および流通をモデルナ・ジャパンが行い、日本の公衆衛生に最大の貢献をするためのプロモーション活動を両社が実施する。
当初契約期間は2029年3月31日まで、契約の財務条件については公開されない。
◆辻村明広田辺三菱製薬代表取締役のコメント
新型コロナウイルス感染症のパンデミック発生以降、モデルナは世界中の多くの人々に新型コロナワクチンを供給してきた。モデルナ・ジャパンと提携し、日本における新型コロナワクチンおよびmRNA呼吸器ワクチンのプロモーション活動ができることを大変嬉しく思う。
我々は、これからもワクチン事業を通じて日本の公衆衛生に貢献し続けていく。
◆長山和正モデルナ・ジャパンの代表取締役社長のコメント
国内における新型コロナワクチンおよび将来のmRNA呼吸器ワクチンについて田辺三菱製薬と共同プロモーション契約を締結できたことを嬉しく思う。田辺三菱製薬は、日本において長い歴史を持ち、数多くのワクチンを通じて長年にわたり公衆衛生に貢献しており、この分野で豊富な経験と深い知識を有している。
新型コロナウイルスが依然として公衆衛生に重大な脅威をもたらしている中で、日本国内での新型コロナワクチンの提供に向けて協力できることを心強く思う。