オプジーボとCCRT併用療法後のオプジーボとヤーボイ併用療法 非小細胞肺がんP3試験でPFS未達  小野薬品

 小野薬品は13日、オプジーボとCCRTの併用療法後のオプジーボとヤーボイの併用療法について、切除不能なステージⅢの局所進行非小細胞肺がん(NSCLC)を対象としたP3試験(CheckMate-73L試験)において、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)を達成しなかったと発表した。提携するブリストル マイヤーズ スクイブ(BMS)が10日に発表したもの。
 CheckMate-73L試験は、切除不能なステージⅢのNSCLC患者を対象に、オプジーボと同時化学放射線療法(CCRT)の併用療法後のオプジーボとヤーボイの併用療法を、CCRT後のデュルバルマブ投与と比較評価した試験である。
 オプジーボとCCRTの併用療法後のオプジーボとヤーボイの併用療法で認められた有害事象は、このレジメンにおける各々の単独治療で報告されているものと全般的に一貫していた。
 BMSは、同試験データの評価を完了し、治験担当医師と連携して、今後の学会で結果を発表する予定である。
 オプジーボ単剤療法とオプジーボを含む併用療法は、切除可能な進行NSCLCの適格な患者に対して固定的な結果を示し、承認された治療選択肢である。

◆Joseph Fiore BMSバイスプレジデント兼胸部がん領域グローバルプログラム責任者のコメント
 残念ながら、確定的な化学放射線療法と同時に免疫療法を追加することは、この設定ではPFSを改善しなかった。これらの患者さんにとっては、依然として長期的な予後の改善が強く必要とされており、今回の結果は、この設定における今後の医薬品の開発に役立つと考えている。

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