第一三共は19日、ダトポタマブ デルクステカン(Dato-DXd/DS-1062、抗TROP2抗体薬物複合体[ADC])について、非扁平上皮非小細胞肺がんの二次/三次治療における生物学的製剤承認申請を米国FDAが受理したと発表した。
適応は、局所進行または転移性の非扁平上皮非小細胞肺がんに係る二次/三次治療。なお、FDAによる審査終了目標日(PDUFA date)は本12月20日に設定された。
同申請は、2023年10月開催の欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2023)で発表された、Actionable遺伝子変異の有無を問わず、前治療歴のある局所進行または転移性非小細胞肺がん患者を対象としたP3試験(TROPION-Lung01)結果に基づくもの。現在、非小細胞肺がんを対象に承認されているTROP2を標的とした治療法はない。
第一三共は、非小細胞肺がん患者への新たな治療選択肢を提供できるよう引き続き取り組んでいく。