日本ベーリンガーインゲルハイムは15日、東海国立大学機構とヒトと伴侶動物(コンパニオンアニマル)の Well-being の実現に向けた取組みの加速を目的に、同日、人獣共通医療学分野に関する包括連携協定を締結したと発表した。
Well-beingの実現に向けた取組みとは、ヒトと動物の疾病は共通(One Medicine)という捉え方による創薬・先端医療研究の革新及び Sharing Medicine(人獣共通医療学)を推進するもの。
東海国立大学機構のOne Medicine創薬シーズ開発・育成研究教育拠点(COMIT)が目指す医学・獣医学を融合させた新たな比較医学に基づく創薬・先端医療研究の革新と、ヒューマンヘルスとアニマルヘルスに注力するベーリンガーインゲルハイムの知見やグローバルネットワークの組み合わせにより、他に類を見ない産学連携が生まれ、One Medicineによる創薬・先端医療研究の革新と Sharing Medicine 実現が加速し、ヒトと伴侶動物のWell-being社会創生が期待される。
この産学連携では、ヒトならびに動物の疾病の予防、治療に資する医薬品を創出し、Sharing Medicine を介して、創薬・先端医療研究を強力に推進し、疾病の予防や治療、診断に資する革新的な医薬品・医療機器の創出を目指す。
また、がんや神経疾患、生活習慣病等からヒトやヒトが共に暮らす伴侶動物の生命を守り、健康なヒトと伴侶動物が共生する社会の実現に取り組んでいく。
両者は、本包括連携協定に基づき、互いの高度な研究成果、最先端情報、国内外のネットワークを相互に活用してOne Medicine による創薬・先端医療研究の革新及び Sharing Medicine の実現を加速させ、ヒトと伴侶動物のWell-being社会の実現に貢献していく。