ジョンソン・エンド・ジョンソンメディカル カンパニーは7日、新たな医療従事者向けアプリ「J&J メドテック アプリ」をローンチしたと発表した。
同アプリは、これまで同社の4つの事業部であるエチコン事業本部(外科一般)、デピューシンセス事業本部(整形外科)、バイオセンス ウェブスター事業部(心疾患)、セレノバス事業部(脳血管疾患)でそれぞれ展開していた医療従事者向けアプリを統合し、より幅広い医療情報をより利便性の高い形で提供する新たな医療情報提供アプリとして開発したもの。
同社の医療機器やその安全・適正使用の方法に関する情報のみならず、国内外の学会情報や、当社製品に関連したエキスパートによる手術手技動画やケースレポート(症例紹介)なども掲載。医療従事者は、必要な情報に幅広く、かつ効率よくアクセスでき、知見を深められる内容となっている。
また、複数の診療領域の情報がアプリ内で一元管理され、よりスムーズな操作が可能になった。例えばこれまでは、整形外科医が手術に使用する縫合糸の情報を確認したいと思った際には、デピューシンセス事業本部アプリからエチコン事業本部アプリに切り替える必要があったが、「J&J メドテック アプリ」ではアプリ内で切り替えができ、これまで以上に効率的な情報収集が可能になる。
こうした利便性や効率性の高い情報収集ツールは、2024年4月に施行される「医師の働き方改革」にも貢献できるデジタルソリューションであると考えられる。