塩野義製薬は4日、グローバル・バイオベンチャー・キャピタルのAN Venture Partners(ANV、所在地:東京、サンフランシスコ)と、出資契約を締結したと発表した。
ANVは、日本発のグローバルなライフサイエンス企業の創出を目的とするベンチャー・キャピタル(VC)。日本の有する科学技術のポテンシャルを最大限に発揮するために、バイオ分野での創業や投資活動で経験豊富な日米のVC出身者により、日本と世界を繋ぐVCとして設立された。
ライフサイエンス分野に特化した投資事業を展開する米国ARCH Venture Partnersとアライアンスを組んでいる他、複数のトップクラスのVCとの協調投資の検討を進めている。
同契約により、当社は戦略的なパートナーとしてANVと連携し、塩野義製薬の創薬開発に関する専門的な視点とANVが強みとするバイオテクノロジーのアセット評価や会社設立に関するノウハウを融合させていく。同社はANVと協力し、日本のバイオテクノロジーエコシステムの新たな成功とさらなる未来への成長を創造するとともに、新規技術の探索や外部ネットワークへ視野を拡大していくことを期待している。
さらに、ANVとのインターンシップ制度を活用した人材育成にも取り組んでいく。なお、塩野義製薬はこの出資契約に基づく収益の分配を受領する予定である。