新型コロナQ&A向けAI自動会話機を自治体に無償提供  アルベルト

 アルベルト(本社:東京都)は6日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う住民対応の支援を目的に、AI・高性能チャットボット「スグレス」を自治体に無償で提供すると発表した。「スグレス」の活用により、住民からの問い合わせに対する迅速な自動回答が可能となる。
 チャットボット(chatbot)とは、「チャット」と「ボット」を組み合わせた言葉で、人工知能(AI)を組み込んだコンピューターが人間に代わって一定の会話を自動化する「自動会話プログラム」を意味する。スグレスは、人工知能(AI)を搭載した高性能チャットボットサービス。自然言語で問い合わせ自動応答機能や自動学習機能を搭載しており、運用コストをかけずに回答精度を向上させる。
 また、LINEをはじめ様々なSNSツールと連携でき、ユーザー毎に最適化されたコミュニケーションを実現する。
 アルベルトでは、以前より、東京都渋谷区や熊本県に「スグレス」を提供し、住民向け相談システムを構築している。また、自治体におけるAIチャットボットの普及を目的として、「子育てオープンデータ協議会」に参加し、2019年6月、自治体のAIチャットボット活用に必要となるFAQデータセット及びデータフォーマットの指針を報告書として公開している。
 今回、新型コロナウイルス感染拡大を受け、住民対応に日々取り組む自治体への支援を目的として、厚生労働省発表の「新型コロナウイルスに関するQ&A」 を活用し、「スグレス」をカスタマイズして提供する。これにより、導入時にQ&Aを0から登録する手間を省くことができる。
 また、各自治体で、個別のQ&Aを追加することも可能だ。住民が質問を入力すると、学習したQ&Aをもとにチャットボットが24時間いつでも自動で回答する。
 提供概要は次の通り。
・対象団体:全国の自治体
・対象用途:新型コロナウイルスに関する問い合わせ対応など、緊急性が高く一時的な用途である場合
・利用可能なインターフェース:WebサイトまたはLINE公式アカウント
・申込受付期間:年3月6日から5月29日まで(新型コロナウイルスの収束状況によって期間を変更する場合あり。また、申込状況によっては申込を受け付けられない場合がある)
・申込URL:https://www.albert2005.co.jp/sugures/contact/

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