グラクソ・スミスクライン(GSK)は13日、気管支喘息患者と医師との対話を支援するLINE公式アカウント「ともに歩こう ぜんそく.jp」を開設したと発表した。
同LINE公式アカウント開設は、医師が患者さんの喘息コントロール状態の評価や管理状態を把握し、医師と患者とのコミュニケーションの支援により、良好な喘息コントロールを実現するための取り組みの一環で、GSKとしては初となる患者向けLINE公式アカウントである。
同LINEでは、喘息診療実践ガイドラインで喘息の状態や管理状態を把握するツールとして使用が推奨されている質問票「喘息コントロールテスト(ACT)」を、患者が自身の喘息のコントロールレベルやその管理状況を把握するためのツールとして利用できる。
また、患者が診察時にACTの結果を医師と共有することで、医師が患者の喘息コントロールレベルや管理状態を把握するために活用できる。
喘息は、咳、息切れ、気流閉塞などのさまざまな症状を呈する呼吸器系の慢性疾患である。特に、咳および夜間症状(喘息のため夜眠ることができない)が、喘息患者のQOLに影響を与えていることが示されている。
「ともに歩こう ぜんそく.jp」では、ACTの機能に加え、喘息の疾患に関する情報も定期的に配信。今後、患者のストーリー紹介など新しいコンテンツを追加していく予定である。
また、同LINE開設と同時に、喘息に関する情報をわかりやすくまとめた疾患啓発ウェブサイト「ぜんそく.jp(zensoku.jp)」もリニューアルオープンし、一般の人々への情報提供を開始する。登録方法は、次の通り。
「友だち追加」から@zensoku.jpのIDを検索して登録
◆ポール・リレットGSK代表取締役のコメント
本LINE公式アカウントは、喘息の診療に携わる内科医や呼吸器内科医、看護師、薬剤師などの医療従事者をはじめ、患者さんの家族や友人も、喘息患者さんをサポートし、患者さんが喘息症状に悩まされることのない日常生活を送っていただきたい、という我々GSKの想いが込められている。
この取り組みが一人でも多くの患者さんの良好な喘息コントロールの達成に寄与することを願っている。