小野薬品は24日、プラチナ製剤抵抗性の進行または再発卵巣がん患者を対象としたオプジーボの多施設共同非盲検無作為化P3相試験(ONO-4538-23)最終解析において、同剤群が化学療法群と比較して、主要評価項目である全生存期間(OS)の有意な延長が示されなかったと発表した。
ONO-4538-23 試験は、プラチナ製剤抵抗性の進行または再発卵巣がん患者を対象に、全生存期間(OS)を主要評価項目としてオプジーボの有効性および安全性について、化学療法(リポソーム化ドキソルビシンまたはゲムシタビン)を対照とした多施設共同非盲検無作為化P3相臨床試験。
同試験では、オプジーボまたは化学療法を、病勢進行、もしくは高度な有害事象などの発現が認められるまで継続投与し、主要評価項目である OS において、化学療法に対するオプジーボの優越性について検討された。