第一三共は31日、ダトポタマブ デルクステカン(Dato-DXd/DS-1062、ADC)と 免疫チェックポイント阻害剤(ペムブロリズマブ)の併用療法について、非小細胞肺がん一次治療を対象としたP3試験(TROPION-Lung07)を開始したと発表した。
TROPION-Lung07は、Actionable遺伝子変異がなく、PD-L1発現率が50%未満の再発・進行性の非扁平上皮非小細胞肺がん患者を対象として、同剤とペムブロリズマブとの2剤併用療法と、同剤とペムブロリズマブ及びプラチナ製剤との3剤併用療法の有効性及び安全性を評価するグローバルP3試験である。
主要評価項目は無増悪生存期間及び全生存期間で、副次評価項目には客観的奏効率、奏効期間及び安全性等が含まれる。
日本を含むアジア、オセアニア、欧州、北米及び中南米において約975名の患者を登録する予定である。
同社は、Actionable遺伝子変異のない非小細胞肺がん治療に新たな選択肢を提供できるよう、同剤の開発を加速させていく。