小野薬品は13日、経済産業省が定めるDX認定制度に基づき、「DX認定事業者」の認定を取得したと発表した。
DX(デジタルトランスフォーメーション)認定制度とは、「情報処理の促進に関する法律」に基づく認定制度である。デジタル技術による社会変革を踏まえて経営者に求められる対応をまとめた「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応し、「DX推進の準備が整っている(DX-Ready)」と認められる企業を経済産業省が認定する。
小野薬品は、2022年1月にデジタル・IT戦略推進本部を立ち上げ、グローバル化を見据えたIT基盤への刷新、創薬バリューチェーンの変革をはじめとしたDXの推進等のデジタル・ITによる企業変革の実現を目指し取り組みを強化している。
その一環として、2022年8月には統合データ利活用基盤「OASIS(Ono Advanced Scientific Insight Service)」を構築し、各部門で保有する膨大なデータを全社横断的に一元管理し、利活用できるように体制を整備した。
同社は、今後も、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念の基に、デジタル・IT技術を最大限活用してイノベーションを推進し、持続的な成長に向けて取り組んでいく。