沖縄県の小学生対象に食育イベント開催 めざせ1日80g ! たんぱく摂ろう会

 「めざせ1日80g!たんぱく摂ろう会」コンソーシアムは23日、沖縄県のTOYOSAKI プラットフォームセンター(豊見城市)で、沖縄県内の小学校高学年児童を対象に、食育イベント「今日から!たんぱく摂ろうかい」を開催した。
 同イベントは、食育用の教材と調理体験用の食材が一緒に梱包されている「たべる教科書」を活用し、たんぱく質について学ぶことを目的としたもので、日本栄養士会の協力を得て実施された。
 同コンソーシアムは、 明治、伊藤ハム米久ホールディングス、マルハニチロが連携して本年6月17日に設立。日本のたんぱく質摂取量の低下や低栄養という社会課題解決に向けて、たんぱく質摂取の啓発を通じて、すべての年代の人が心身共に健康で安心して暮らせる社会の実現を目指している。
 47都道府県の中で最も「朝食の欠食率」が高いとされる沖縄県において、地元の小学生に対し、朝食の重要性や朝食でたんぱく質を摂ることの大切さを伝えることを使命とし、今回、沖縄県での開催が実現した。

 当日は、沖縄県内の小学校の児童10名が参加。沖縄県日本栄養士会副会長の笠原寛子様が講師となり、日本栄養士会が監修したたんぱく質の大切さを学ぶことが出来る体験型の教科書「たべる教科書」を用いて座学編と調理実習編の2部構成(各45分)で講義を行った。
 前半の「座学編」では、「元気で丈夫なカラダをつくる!理想の食事」をテーマに、たんぱく質を意識した食事の重要性、その中でも朝食でたんぱく質を摂ることの大切さについて分かりやすく説明された。


 後半の「調理実習編」では、講師の指導を元に「たべる教科書」に同梱されている食材を用いて、「ツナコーン&ドライソーセージのオープンサンド」の調理に挑戦、児童も自分の手を動かし料理を作る体験をした。
 普段から親のお手伝いをしている児童、初めて料理をする児童など出来栄えは様々であったが、講師の丁寧な説明もあり、たんぱく質の大切さへの学びをより一層深めた。
 今後も『めざせ1日80g!たんぱく摂ろう会』では、日本人のたんぱく質摂取量の底上げのために、企業の垣根を超え自治体、職能団体等と連携しながら、継続的にたんぱく質の重要性を発信し、社会課題である低栄養の解決、その先のウェルネス社会の実現に向けて尽力していく。

◆笠原寛子沖縄県日本栄養士会副会長のコメント
 今回のイベントで使用した「たべる教科書」は、食に関する知識(特に5大栄養素のたんぱく質について)について、イラストなどを通じて学ぶことができる内容になっている。
 さらには、食材が同梱されていることで、実際に朝ごはんを調理し、学びを深めることのできる体験型の教科書である。
 子供たちには、今回の体験を通して、朝ごはんを食べることの大切さだけでなく、自分自身で栄養たっぷりな朝ごはんを手軽に作れることを知ってほしい。
 一人でも多くの沖縄の子供たちが、きちんと栄養バランスのいい朝ごはんを食べること(朝に不足しがちなたんぱく質を取り入れること)が当たり前になるように、これからも活動していきたい。

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