MSDは11日、任意団体work with Pride が策定した職場でのLGBTQ等セクシュアル・マイノリティ(LGBTQ)に関する取り組み評価指標「PRIDE指標2022」で、「ゴールド」を受賞した。昨年に続き4年連続での「ゴールド」受賞となる。
MSDでは、2014年に「MSDダイバーシティ&インクルージョン宣言」を発表し、あらゆる背景を持つ社員が能力を最大限発揮できる職場づくりを目指して様々な制度を整備するとともに、社員の意識・行動変容のための取り組みを推進してきた。
2018年6月には、社員の同性パートナーを人事規程上の配偶者とみなし、住宅手当や休暇制度などすべての人事規程を同性パートナーにも適用できる「同性パートナー登録制度(現パートナー登録制度)」を導入。
2019年には、米国本社で既に20年もの歴史がある社員ネットワーク「MSD Rainbow Alliance/MSDレインボー・アライアンス」の日本支部を設立し、LGBTQの当事者だけでなく、アライ(支援者)もメンバーとなり、社内での啓発活動を積極的に行っている。
2020年には、就業規則にSOGIハラスメントの禁止を、さらに昨年には、育児休業制度の対象を同性パートナーの子どもにも拡大することを明文化した。
さらに、今年は、婚姻の平等に向け、同性婚の法制化に賛同する企業や団体を募集するキャンペーンにも参加するなど、精力的に活動を継続している。
啓発活動に関しては、日本最大級のLGBTQのパレードイベントであり、セクシュアル・マイノリティの人々が自分らしく誇りをもって生きる社会を目指す「東京レインボープライド」に協賛するほか、プライド月間には、社内においてもLGBTQへの理解を促進するための様々なイベントを開催している。
また、work with Prideの合同調査に参画するなど、社員全員が働きやすい職場の実現に向けて取り組んでいる。
こうした取り組みが評価され、「PRIDE指標2022」で「ゴールド」と認定された。MSDは今後も、ダイバーシティ&インクルージョンの推進を通じて社員と企業が成長し、人々に革新的な医薬品とワクチンを提供できるよう努めていく。