8月27日に医療的ケア児の就学を考える公開シンポジウム開催 上智大学

求められる配慮や工夫について、看護、教育、社会福祉の視点から議論

 上智大学の多文化共生社会研究所は、8月27日に公開シンポジウム「医療的ケア児の就学を考える」を開催する。
 医学の進歩に伴い、医療的ケア(人工呼吸器管理や痰吸引など)が不可欠である児童、即ち医療的ケア児が増加している。2021年6月には、医療的ケア児とその家族に対する支援に関する法律が公布され、医療的ケア児でない児童等と共に教育を受けられるように最大限の配慮をすることも明記された。
 こうした中、同シンポジウムでは、医療的ケア児が普通級などに通学する際に課題となることを整理し、どのような配慮や工夫があれば、一つの選択肢として定着するのかについて検討する。
 第1部では、医療的ケア児の普通級への就学に関する実践例を報告。続く第2部では、その報告を受けて看護、教育、社会福祉等の視点から議論を深める。
 医療的ケア児の就学を考える公開シンポジウムの実施概要は、次の通り。

◆開催日時:2022年8月27日(土)15:00~17:30

◆開催方法:対面(四谷キャンパス6号館307教室、先着150名)もしくは オンライン (Zoom利用)

◆対象:誰でも参加可能 (要事前申込/参加無料)

◆登壇者:
【第1部】実践報告:呼吸器を付けて小学校に行こう!
内納 静子氏 社会福祉法人桐鈴会相談支援事業所管理者(相談支援専門員)

【第2部】シンポジウム「医療的ケア児の就学を考える」

田中 美央 氏(新潟大学大学院保健学研究科・准教授): 新潟県で「医療的ケア児と親の育ちを支える多職種連携の会」を運営。

菅井 裕行 氏(宮城教育大学教職大学院・教授): 専門は特別支援教育。

伊藤 正恵 氏(心身障害児総合医療療育センター・小児看護専門看護師): 重症心身障害児の姉として育ち、助産師・看護師としての臨床経験、教育経験を持つ。現在は看護相談や地域医療連携の担当主任として障害児とその家族を支えている。

◆コーディネーター: 久田満上智大学総合人間科学部心理学科教授、上智大学多文化共生社会研究所所長

◆申込方法:全てウェブからの登録となる。
・対面(8月21日締切):https://eipro.jp/sophia/events/view/IIC20220827RJ

・オンライン(直前まで受付): https://eipro.jp/sophia/events/view/IIC20220827OL

◆主催・後援:(主催)上智大学多文化共生社会研究所 (後援)あいおいニッセイ同和損害保険

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