積水ハウスは19日、国立循環器病研究センター(理事長:大津欣也氏)と健康寿命の延伸を目指した連携協定を同日に締結したと発表した。
同協定締結は、医療や健康づくりに関わる研究、人財交流、地域連携、健康セミナー、啓発活動等について、相互に協力し、双方の発展に寄与することを目的としたもの。協定の締結により、人生100年時代における幸せの追求と健康寿命のさらなる延伸を目指して、住宅において発生する急性疾患(心疾患・脳疾患)の早期発見に関する事項や、循環器疾患の早期発見・予防に関する事項等について、共同研究開始に向けた取り組みを展開。
積水ハウスが取得する住まい手データ(ライフスタイルデータと住環境データ)と、国立循環器病研究センターが有する循環器病領域に関する豊富な研究実績、知見を最大限に活用し、住まい手の健康に寄与するテーマの共同研究につなげる。主な連携・協力事項は、次の通り。
(1)住宅において発生する急性疾患(心疾患・脳疾患)の早期発見に関する事項
(2)循環器疾患の早期発見・予防に関する事項
(3)「生活習慣・住環境」や「メンタル・ストレス」がバイタルに及ぼす影響
(4)循環器病予防を中心とした健康セミナー、啓発活動、高度循環器ドックなどの活用
積水ハウスは、“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンを掲げ、人生100年時代の幸せの提供・住まい手価値の創出を目指している。今後も、住宅を起点に「健康」「つながり」「学び」をテーマに、先端技術を用いて住まい手のデータを取得し、無形資産を生み出し続けられる家の提供「プラットフォームハウス構想」を進めていく。
一方、国立循環器病研究センターは、1977年に設立された国立高度専門医療研究センターで、日本における循環器病の研究および治療機関の最高峰の一つとして知られている。
2019年7月にはJR岸辺駅前に移転し、新しい国立循環器病研究センターがオープンした。移転後は、循環器疾患の究明と制圧に挑みつつ、産学連携に係る各種取り組みを強化している。公式サイト:http://www.ncvc.go.jp/