参天製薬は16日、同社連結子会社の重慶参天科瑞製薬(本社:中国重慶市)が、中国会社法及び企業破産法に基づく破産申立てを行うと発表した。
重慶参天科瑞製薬の負債総額は1億4300万中国元(約33億円)。うち、1億中国元(約23億円)は同社及び同社の子会社である参天製薬(中国)有限公司からの負債である。
参天製薬は、より多くの中国の患者に適切な価格で高品質の医療用眼科薬を提供するため、重慶科瑞製薬と戦略的提携関係を締結。2016 年8 月に中国の四直轄市のひとつである重慶市に合弁会社、重慶参天科瑞製薬有限公司を設立した。
その後、中国での医療制度改革など事業環境の変化により戦略の継続が困難な状況に陥ったため、2024 年 10 月に同社取締役会にて当該連結子会社の清算を行う旨を決議した。以降、資産売却等により債務の全額弁済を図るべく清算手続を進めてきたが、資産売却及び債務の全額弁済の見通しが立たない状況となった。
これに伴い、中国会社法及び企業破産法に基づき現地裁判所に重慶参天科瑞製薬有限公司の破産手続開始の申立てを行うもの。今後、同破産申立てが裁判所に受理された場合、法令に基づく破産手続が進められ、裁判所による破産宣告を経て、重慶参天科瑞製薬の資産処分と債権者への分配がなされる見通しである。なお、参天製薬及び同社連結業績に与える影響については、重慶参天科瑞製薬に対する債権として貸付金を有しているが、全額貸倒引当金を計上済みのため、新たな損失は生じない。また、同件による参天製薬の 2026 年度連結業績への影響は軽微である。
