
日本ベーリンガーインゲルハイムは9日、静岡県(知事:鈴木康友氏)と「静岡県における慢性腎臓病対策に関する協定書」を8日に締結したと発表した。 同協定は、日本ベーリンガーインゲルハイムと静岡県が県民の慢性腎臓病(CKD)対策に関し相互に連携・協力し、静岡県民の健康増進を図ることを目的としたもの。
同社は、CKD、循環器疾患、2型糖尿病をはじめとする心腎代謝領域のパイプラインに強みを持ち、サステナビリティのフレームワークの一つに「More Healthー人と動物の健康のために」を掲げ健康の公平性や医療制度への公平なアクセスの実現に向けた取組を推進してきた。
静岡県では、「県民が、住み慣れた地域で安心して生活を送るためには、必要なときに、安全で質の高い医療が速やかに受けられる体制の整備が不可欠」という理念のもと医療提供体制の一層の充実に取り組んでいる。
また、「健康づくりは、まず県民一人ひとりが望ましい生活習慣の獲得や健診・検診の受診による適切な健康管理に主体的に取り組むことを基本とする」という理念のもと、必要な知識の普及啓発を行っている。こうした両者の共通した理念と知見により、同連携協定が実現した。
静岡県においては、2022年で透析患者数は約1.1万人で、新規透析導入患者は1000人以上発生している。一方で、CKDは自覚症状に乏しく、早期発見・早期治療が重要であるため、県では第9次静岡県保健医療計画においてCKD対策を新たに位置付け、重症化予防や医療連携体制の充実を推進している。
同協定はこうした県の取組の方向性に沿い、県民への普及啓発、受診勧奨及び重症化予防の推進を通じて、地域におけるCKD対策のさらなる充実を目指すものだ。主な連携・協力事項は、次の通り。
・CKDの認知度向上に関すること
・CKDの発症および重症化予防の普及・推進に関すること
・その他、前条の目的を達成するために必要な事項に関すること
日本ベーリンガーインゲルハイムと静岡県は、本連携協定を通じて静岡県民の健康に貢献できるよう取り組んでいく。
◆平井希欧日本ベーリンガーインゲルハイム執行役員医療政策本部長のコメント
今回、静岡県と連携協定を結べることを大変喜ばしく思います。CKDは、症状が進行するまで無症状のため、健診で異常が見つかっても受診につながらないという問題がある。我々は今回の協定を通じて、県民の皆さまがCKDを正しく理解し、健診結果を適切な受診につなげられるよう、静岡県や地域の関係者と連携しながら環境づくりを進めていく。こうした取り組みによってCKDの早期発見・早期介入が進み、県民の健康維持と地域の保険・医療体制の充実に貢献できることを期待している。
