日本イーライリリーは11日、2025年度の売上高が前年比25%増の2760億円となり、過去最高を更新したと発表した。新製品・成長製品群の売上高が前年比57%増加して3年連続の2桁成長を牽引し、日本イーライリリーとして力強い成長の基盤となった。
「グローバルポートフォリオ100%を日本に届ける」というコミットメントのもと、2025年も患者の治療選択肢を着実に拡大した。肥満症治療薬「ゼップバウンド」の上市に加え、ヒト化抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体製剤「オンボー」および抗悪性腫瘍剤「ジャイパーカ」の適応追加承認を取得。さらに、アルツハイマー病による軽度認知障害および軽度の認知症治療薬「ケサンラ」の新用法・用量への一部変更承認、抗悪性腫瘍剤「レットヴィモ」の剤形追加承認などを取得し、よりよい治療に向けた選択肢の提供を広げている。
研究開発においては新薬開発プロジェクト数が過去最多を記録し、製品ポートフォリオの拡充に加えて、今後の成長を担う強固なパイプラインがさらに進展した。
また、西神工場(兵庫県神戸市)では70億円を投資した新棟開設や新規ライン導入の完了後、2026年3月に追加で200億円の投資を決定。2028年にかけて新規生産ラインの導入や倉庫棟の新設、工場のデジタル化・プロセス自動化の推進を計画しており、将来の製品や需要拡大を見据えた供給体制のさらなる強化を進めている。
◆シモーネ・トムセン日本イーライリリー代表取締役社長のコメント
リリーはグローバルで150周年を迎え、さらなる健康寿命の延伸に向けて取り組みを加速している。日本においては、革新的な医薬品の開発や供給体制、それらを支える多様な人財に継続的な投資を行っており、2025年は会社創立50年を祝うことができた。
さらに、認知症や肥満症など、偏見や誤解により医療アクセスに課題があるとされる疾患を取り巻く社会やエコシステムの変容にも注力している。2030年までに製薬業界のリーディングカンパニーとなるビジョンに向かって、私たちは患者さんに寄り添い、日本社会への貢献と飛躍的な成長を追求し続けていく。

