

大塚メディカルデバイスと大塚製薬は、治療抵抗性高血圧症を適応症とする大塚メディカルデバイスの医療機器「Paradise 超音波式腎デナベーションシステム (Paradise システム)」について、1日に保険適用されたと発表した。
これに伴い、大塚メディカルデバイスは、2日よりParadiseシステムの販売を開始し、大塚製薬と共同プロモーションを行う。
Paradiseシステムは、大塚メディカルデバイスの米国子会社であるRecor Medicalが開発した医療機器。同システムは、利尿薬を含むクラスの異なる 3 剤を使用しても血圧が目標値まで下がらない治療抵抗性高血圧症患者を対象としたもの。腎交感神経の過活動を抑制することで血圧降下を目指す新たな治療法の超音波式腎デナベーションを、国内で初めて提供する。今回の保険適用により、治療抵抗性高血圧症に対する新たな治療選択肢として Paradise システムの提供が可能となる。
大塚メディカルデバイスと大塚製薬は、共同プロモーション体制のもと、大塚製薬がこれまで培ってきた循環器・腎領域での知見を活かし、患者の病態に応じた適切な治療選択肢を届けていく。同システムによる治療は、「腎デナベーションシステムの適正使用指針」で定義された患者へ提供される。
【保険適用情報】
償還価格 Paradise カテーテル:69万4000 円、Paradise カートリッジ・
Paradise用冷却水12万4000 円
準用技術料:腎血管性高血圧症手術(経皮的腎血管拡張術) 3万1840点
◆苅尾七臣日本高血圧学会理事長(自治医科大学内科学講座循環器内科学部門 教授)のコメント
治療抵抗性高血圧症は、脳心血管疾患や腎不全などの重大な合併症につながるリスクが極めて高い疾患である。保険適用により、必要な患者さんに適切な治療機会を提供できるようになったことは、大きな前進である。
また、日本高血圧学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本循環器学会が策定した「腎デナベーションシステムの適正使用指針」に従い、治療実施施設要件ならびに適用患者要件を遵守し、適正かつ安全な治療が行われるよう、学会で協力して取り組んでいきたい。
◆井上眞大塚ホールディングス代表取締役社長兼CEO、大塚製薬代表取締役社長のコメント
治療抵抗性高血圧という医療課題に対し、大塚グループの医療関連事業で培ってきたノウハウを活かし、新たな選択肢を提供できることを嬉しく思う。
今後も、大塚グループの総力を結集し、患者さんや生活者にとって最適なソリューションを届け、一人ひとりのトータルヘルスケアに貢献すべく取り組んでいく。
◆東條紀子大塚メディカルデバイス代表取締役社長のコメント
Paradise システムは、2023年に米国FDAから承認を取得した。今回の保険適用により、日本の治療抵抗性高血圧症の患者さんが、保険の範囲で新しい治療選択肢にアクセスできるようになったことを大変喜ばしく思う。
この治療を必要な患者さんに確実に届けるための仕組みを大塚製薬とともに構築し、今後も当社は、患者さんの健康と医療への貢献に尽力していく。

