ロート製薬は10日、大阪大学発ベンチャーであるレイメイ社(本社:大阪市)へ追加出資を行い、再生医療分野における取組を強化すると発表した。
レイメイ社との連携強化は、これまで進めてきた連携を研究段階にとどめることなく、将来の実用化・事業化を見据え深化させることを目的としたもの。再生医療技術に関して資本関係にあったレイメイ社が、臨床応用や実用化を見据えた段階へと進展してきたことを受け、当社の再生医療事業を加速させる一環として追加出資し、事業化に向けた連携をより一層強化していく。
レイメイ社は、大阪大学大学院医学系研究科眼科学の西田幸二教授の研究分野であるiPS細胞等を用いた研究成果を実用化する事業を手掛ける会社です。同社は、大阪大学の「SEAM法」に関する独占的実施権を受け、他家iPS細胞を用いて、拒絶反応の少ない高品質のヒトiPS細胞由来角膜上皮細胞シート・角膜内皮細胞を安定的に供給するiPS細胞由来角膜再生医療事業の確立をめざしている。
臨床研究で、安全性の確認ならびに有効性を支持する結果が得られており、同試験結果は2024年11月8日に英国科学誌「Lancet」(オンライン)に掲載された。本年1月現在、角膜上皮幹細胞疲弊症を対象に、安全性および有効性を最終評価するピボタル試験として企業治験を開始しており、製造販売承認をめざしたあゆみを進めている。 ロート製薬は、日本市場において角膜上皮細胞シートの製造及び販売をレイメイ社と共同で進めていく。他家での細胞シートを安定的に供給することで、角膜移植を必要としながらも十分な治療を受けられていない患者に対し新たな治療の選択肢を提供できるようレイメイ社と共同で実用化を目指す。

