富士レビオHDと認知症検査での販売協業開始 シスメックス

 シスメックスは5日、H.U.グループホールディングスの連結子会社である富士レビオ・ホールディングスと認知症検査の販売協業について合意したと発表した。2023年10月に締結した免疫検査領域における業務提携基本契約に基づいて協議を続けた結果、今回合意したもの。
 同合意により富士レビオHDが保有する全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス」および認知症関連試薬を、両社が合意する地域・国を対象にシスメックスが独占的に販売する。今後、治療薬普及に伴う検査ニーズの充足へ両社が協力し、販売対象国を順次拡大していく。
 両社は、2023年10月に業務提携基本契約を締結して以降、免疫検査の発展とグローバル展開の加速に向けて協議を重ねてきた。同年11月には、アルツハイマー病をはじめとした神経変性疾患関連領域の試薬に関するCDMO契約を締結した。
 さらに、同年12月には、両社が保有する試薬原料の供給に関し基本合意し、相互に新規試薬開発を加速させる具体的な取り組みを推進してきた。世界的な高齢化の進行に伴い、神経変性疾患の患者数は急速に増加している。中でもアルツハイマー病は、医療・社会における深刻な課題となっている。
 近年、アルツハイマー病の進行を抑制する新たな治療薬が登場し、その有効利用に必要となる検査の普及が求められている。
 シスメックスにはグローバルな販売・サービスネットワークおよび薬事申請の豊富な経験があり、富士レビオHDは高い試薬開発力と製造能力を有する。
 両社は、これらの強みを組み合わせ、同製品群の販売をブラジルから開始する。今後、対象地域を中南米、中東、アジアなどへと順次拡大していく計画である。
 シスメックスが保有するび富士レビオHDが保有する同製品群の強みを活用し、対象地域の顧客が利用できる製品の選択肢を広げ、認知症領域における検査の早期普及に貢献していく。

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