抗体薬物複合体「DS3790」 血液がん対象にP1/2試験開始 第一三共

 第一三共は5日、DS3790(抗CD37抗体薬物複合体[ADC])について、再発または難治性のB細胞性非ホジキンリンパ腫患者を対象としたP1/2試験において、最初の患者への投与を開始したと発表した。
 同剤は、第一三共独自のDXd ADC技術を活用して創製された抗CD37 ADCで、1つの抗体につき複数のトポイソメラーゼⅠ阻害剤(DXd)が結合している。同社DXd ADCポートフォリオでは7番目の製品であり、また血液がんを対象とした初めてのDXd ADCとして臨床開発段階に入った。CD37は細胞生存の調節に関与する膜貫通型のタンパク質であり、様々なB細胞性悪性腫瘍で過剰発現していると言われている。現在、CD37を標的として承認されているがん治療薬はない。
 同試験は、再発または難治性のB細胞性非ホジキンリンパ腫患者を対象に、同剤の単剤療法および同剤と標的治療との併用療法における安全性と予備的有効性を評価するグローバルP1/2試験である。
 用量制限毒性および有害事象を含む安全性に加え、全奏効率、病勢コントロール率、奏効期間、無増悪生存期間、全生存期間等の有効性についても評価する。日本を含むアジア、欧州および北米等において、約420名の患者を登録する予定である。

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