レナリスファーマを完全子会社後吸収合併 中外製薬

 中外製薬は18日、27日付で完全子会社化を予定するレナリスファーマを吸収合併すると発表した。
 レナリスファーマは、IgA腎症を主要適応症とする「sparsentan」(米国製品名:FILSPARI)のアジア地域での開発及び販売を目的として設立された会社で、中外製薬は同社の完全子会社化を通じてsparsentanの日本、韓国、台湾における独占的な開発・販売権を取得する。
 中外製薬によるレナリスファーマの吸収合併は、sparsentanの開発を加速させ、企業価値の最大化を目的とするもの。同合併により、経営資源を中外製薬に集約して一体的かつ効率的な事業運営体制を構築。加えて、今後の臨床開発から製造販売承認申請に至る全てのプロセスを、最終的な承認取得者となる中外製薬が一貫して主体的に担うことで、開発の円滑化と迅速化を図る。
 なお、合併は本年12月29日に実施予定で、同件に伴う2025年12月期連結業績予想への影響は軽微である。

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