
ボストン・サイエンティフィック ジャパンは21日、医療従事者向け教育を目的とした施設「Institute for Advancing Science宮崎(IAS宮崎)」のリノベーションを完了したと発表した。
IAS宮崎は、1998年の開設以来、国内外の医療従事者を対象にボストン・サイエンティフィック製品(医療機器)を適切に使用して貰うための教育プログラムを提供してした。同教育プログラムは、「医療に大きな進歩をもたらすためにはコラボレーションが不可欠である」という同社の信念に基づいて実施されているもの。
今回のリノベーションでは、宮崎の豊かな自然を活かし、施設の快適性・機能性を高めると同時に、グローバルブランドに基づいた空間設計を導入した。 また、医療現場での体験をよりリアルに再現できるよう、専用の医療機器を備え、日常の臨床から離れた場所でのプロフェッショナルな「学びの場」を提供する。

同リノベーションは、単なる改装ではなく、ボストン・サイエンティフィックが掲げる“Advance science for life”というパーパスのもと、教育環境と運営基盤を刷新し、体験型トレーニングの質の向上を図る取り組みだ。今回のリノベーションでは、次のポイントが特に強化された。
・ 宮崎らしさを活かした空間デザイン
自然の光が満ち溢れる空間で来訪者を迎え、エントランスから“ボストンらしさ”を体感できる。内装に、和紙の意匠と、講義・配信・ハイブリッド開催に対応する映像・音響ネットワーク基盤を導入し、快適で集中しやすい学びの場を実現した。ラウンジやアルコーブには自然光と緑を取り入れ、トレーニングの合間のリフレッシュと参加者同士の自由なコミュニケーションを促す。
・医療従事者に一貫性と信頼性の高い体験を提供
今回のリノベーションは、ボストン・サイエンティフィックのグローバルブランド原則に基づいて行われた。世界中の医療従事者に対して、グローバル基準に基づく信頼性の高い体験型トレーニングを提供できるようになった。
・実臨床再現環境とプログラムの拡充
実臨床を再現したアンギオルームやバーチャルシミュレーター、講義やインタラクティブディスカッションに適したオーディトリウムを整備した。医師と共同開発したカリキュラムを展開し、製品・手技に特化した実践的トレーニングに加えて、医療現場の課題やニーズに対応するチーム医療型のコラボレーションプログラムを提供する。
IAS宮崎は、ボストン・サイエンティフィックがグローバルで展開する20以上のIASのひとつであり、アジア太平洋(APAC)地域における教育・研究ネットワークのハブとしても位置づけられている。同社が展開する医療従事者向け教育プラットフォーム「EDUCARE」との連携により、現地での体験型トレーニングとオンライン教育の両輪で、より多くの医療従事者に価値ある学びの機会を提供していく。
◆森川智之ボストン・サイエンティフィック ジャパン代表取締役社長のコメント
IAS宮崎は、ボストン・サイエンティフィックの理念や文化をまさに“体験”として実感していただける特別な場所である。今回のリノベーションによって、より多くの医療従事者に、安心してかつ感性を刺激される学びの時間をご提供できるようになった。一歩足を踏み入れた瞬間に、“ボストンらしさ”を感じていただけるこの空間で、未来の医療を担うパートナーの皆様とともに歩めることを、心から誇りに思う。