HAE急性発作発症抑制薬「タクザイロ ペン」の剤形追加製造販売承認取得 武田薬品

 武田薬品は1日、遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作発症抑制薬「タクザイロ」について、タクザイロ ペンの剤形追加製造販売承認を厚労省より取得したと発表した。
 HAEは、腹部、顔面、足、性器、手、喉など、体のさまざまな部分で繰り返し浮腫発作を引き起こす希少な遺伝性疾患である。浮腫は身体を衰弱させ、痛みを伴う場合がある。喉頭浮腫は窒息により生命を脅かす可能性があるため、正確な診断および管理が極めて重要だ。
 HAEは、世界中で5万人に1人が罹患していると推定されている。同社は、2022年5月にタクザイロ シリンジを日本で発売し、HAE患者に貢献。今回のタクザイロ ペンの承認により、手技の簡便さを求める声など、タクザイロ シリンジでは満たされていなかったニーズに対応できるようになり、HAE患者の個々のニーズへの貢献が期待される。

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