水素関連分野への投資に特化したJapan Hydrogen Fundと出資契約締結 塩野義製薬

 塩野義製薬は16日、水素関連分野投資特化ファンド「Japan Hydrogen Fund, L.P.」と出資契約を締結したと発表した。
 同ファンドは、一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)、アドバンテッジパートナーズおよび三井住友DSアセットマネジメントの協働の下に設立されたもの。地球規模の課題である気候変動への対応としてカーボンニュートラルを実現するために、JH2Aおよびその参画企業、さらには日本政府からの強い支援の下、化石燃料を代替しうる優れた次世代エネルギー資源と位置付けられる水素に関連する技術や事業への投資を行い、水素サプライチェーンの構築に貢献することで、日本における水素社会の早期実現を目指している。
 塩野義製薬は、持続可能な社会へ貢献するために取り組むマテリアリティ(重要課題)として「環境への配慮」を特定し、2035年度を目標年度として設定した中長期の「SHIONOGIグループEHS行動目標」の達成に向けて、各種取り組みを進めている。
 気候変動については、「2035年度までに温室効果ガスの排出を2019年度比で60%削減する」ことを目標に掲げている。
 同ファンドへの出資を通じて水素社会の実現に寄与することで、塩野義製薬は、事業拡大と環境面への配慮を高いレベルで両立し、同社グループと社会の持続的な発展に貢献していく。

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