2025年3月期通期連結業績予想を上方修正 住友ファーマ

 住友ファーマは28日、5 本年 1 月 31 日に公表した 2025年3月期通期連結業績予想を次の通り上方修正すると発表した(カッコ内は従来予想との増減額)。
 売上収益3988億円(178億円増)、コア営業利益432億円(132億円増)、営業利益288億円(78億円増)、当期利益236億円(76億円増)、親会社の所有者に帰属する当期利益236億円(76億円増)、基本的1株当たり当期利益59円49銭(40円27銭)。
 修正理由については、売上収益は、北米セグメントにおいて進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」などが想定を上回り、前回発表予想から 178 億円増の 3988 億円に上方修正した。
 コア営業利益は、増収に伴う売上総利益の増加を見込む中、販売費及び一般管理費および研究開発費がおおむね想定通りとなる見込みのため、前回発表予想から132億円増の432億円に上方修正した。
 営業利益は、無形資産の減損損失の計上等による減益要因はあるものの、コア営業利益の増加により、前回発表予想から78億円増の288億円に、親会社の所有者に帰属する当期利益は、前回発表予想から76 億円増の236億円に上方修正した。
 譲渡益の計上については、2024 年12月17日に開示した「再生・細胞医薬事業の会社分割(簡易吸収分割)および子会社の株式譲渡に関するお知らせ」のとおり、①同社の再生・細胞医薬事業を分割し、RACTHERA および S-RACMOへの承継(同吸収分割)や、②同吸収分割の効力発生後にRACTHERAの株式の66.6%を住友化学に譲渡することを決定しており、2025年2月1日に一連の手続きが完了した。
 これにより、2025年3月期の連結決算において、関係会社持分譲渡益119億円をその他収益(コア内)に計上する見込みとなった。なお、同関係会社持分譲渡益は、2025 年1月31 日に公表された修正前の連結業績予想に織り込み済みである。

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