Apnimed社と睡眠障害領域のライセンス契約締結 塩野義製薬

 塩野義製薬は25日、Apnimed社とSulthiame および新規創薬プログラムの導入に関する契約を締結したと発表した。
 Sulthiameは、国内外において主に抗てんかん薬として、承認されている炭酸脱水酵素阻害剤。欧州において約300人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)患者を対象とした臨床試験で良好な結果が確認されている。
 塩野義製薬とApnimed社は、2023年11月に、両社が50%ずつ出資する合弁会社Shionogi-Apnimed Sleep Science(SASS)を設立し、睡眠障害領域のアンメットニーズを満たす有望なソリューションの提供を目指している。
 今回の契約締結により、塩野義製薬は、Apnimed社に一時金を支払うことで、Sulthiameおよび新規創薬プログラムのグローバルにおける独占的開発・販売権の各50%の持分を獲得する。ただし、日本、韓国、台湾、中国については、開発・販売権に係る独占交渉権を塩野義製薬が保有している。
 なお、Sulthiameおよび新規創薬プログラムについては、塩野義製薬およびApnimed社から、それぞれ等しく当該持分をSASSへ出資し、今後の研究・開発を加速する。

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