首都圏~北海道間で医療用医薬品鉄道輸送開始 メディセオ

首都圏~北海道方面の新ルートでは、2つのデザインのコンテナを走行

 メディセオは9日、首都圏~北海道間の医療用医薬品の鉄道輸送を開始したと発表した。
 メディパルホールディングスグループの物流センター間で行われる医薬品の幹線輸送において、首都圏~北海道方面への輸送に「31フィート鉄道コンテナ」を活用したモーダルシフトをスタートしたもの。
 メディパルホールディングスグループでは、「医療と健康、美」の流通を支える事業活動を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを多角的に推進している。その一環として、メディセオでは2021年より、日本石油輸送、日本貨物鉄道および日本フレートライナーと連携した4社共同プロジェクトにおいて、従来の大型トラック輸送から環境負荷の少ない鉄道コンテナを活用した輸送に取り組んできた。
 今回導入する31フィート鉄道コンテナは、従来のコンテナと比較して医薬品を大量に輸送することが可能で、長距離トラックのドライバー不足に対応するとともに、物流コストの削減にも寄与する。
 また、環境負荷低減にも貢献する点から、メディパルホールディングスグループの持続可能な物流に関する取り組みをさらに強化する重要な施策となる。温室効果ガス排出量の削減については、首都圏~東北間と首都圏~関西間の基幹物流において、従来の輸送と比べ約75%、年間換算で約246t-CO2の削減を実現しており、今回の首都圏~北海道間の医薬品輸送のモーダルシフト開始によりさらなる削減を見込んでいる。
 なお、同取り組みは、流通業務の効率化を図る事業として国土交通省の「物流総合効率化法」に基づく総合効率化計画に認定されており、「モーダルシフト加速化緊急対策事業」に採択されたものとなる。
 同取り組みを通じて、メディセオではサプライチェーン全体の最適化に貢献する持続可能な流通の構築を目指していく。

メディセオのコーポレートスローガンである「健康応援オーケストラ」のメッセージを
音の広がりをイメージしてたくさんの人々に薬を届けたいという思いを込めたデザイン
「医療と健康、美」の流通を日本中に途切れることなく繋げていきたいという思いと
モーダルシフトへの取り組みにより、環境を守るという思いを込めたデザイン
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