フランス公的研究機関のバイオアスターと抗体誘導ペプチドの共同研究契約締結 ファンペップ

ヒトB細胞免疫応答in vitro アッセイ法の最適化研究を推進

  ファンペップは31日、フランスの感染症及び微生物学分野の最先端の公的研究機関のバイオアスター(本社:フランス・リヨン市)と、抗体誘導ペプチド(治療用ワクチン)の抗体産生に関する in vitro アッセイ法の最適化について、共同研究契約を締結したと発表した。
 同共同研究では、バイオアスタ―のアッセイ法開発及び技術移転の専門知識を活用して、ファンペップのワクチン候補の評価法開発を行う。
 ファンペップの抗体誘導ペプチドの開発では、ヒトでの抗体産生をin vitro の段階での測が成功の鍵を握っている。この戦略的アライアンスでは、バイオアスタ―の最先端技術とワクチン及び免疫学における専門知識をファンペップ独自の抗原設計技術と組み合わせ、抗体機能評価において重要な一歩を示す。
 この共同研究は、異なるHLA分子を持つさまざまな個人におけるファンペップの抗体誘導ペプチドの免疫応答を予測することを目的としている。さらに、ファンペップの抗体誘導ペプチド技術のイノベーションに基づき、炎症性及びアレルギー性疾患に対する治療ソリューションを提供する新しい治療用ワクチンの道を開く。
 この提携形態での共同研究プロジェクトは速やかに開始される予定で、両者は免疫学及び治療用ワクチンにおける共通の目標を達成するために、リソースと専門知識を投下する。
 なお、同共同研究により当社はバイオアスタ―に共同研究費を支払うが、ファンペップグループの2025年12月期の研究開発費の予測値に変更はない。

◆Xavier Morgeバイオアスタ― CEOのコメント
 ファンペップと提携し、製品開発に必要な重要なアッセイを改善することで、臨床試験に最適な候補を評価・選定するのを支援できることを嬉しく思う。これは、治療用ワクチンの分野で活躍するダイナミックな企業と協力する機会である。

◆三好稔美ファンペップ代表取締役社長のコメント
 ワクチンおよび免疫学における豊富な知識と技術を有する研究機関であるバイオアスタ―と共同研究を行うことができ、大変光栄に思う。この共同研究を通じて、治療用ワクチンの効果的かつ効率的なスクリーニングを実現することを目指したい。

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